About Osteopathy
オステオパシーはアメリカの医学から生まれた科学的・医学的根拠に基づくトリートメント(日本で言う整体)です。体の歪み、姿勢、血流、リンパ、呼吸を整えることで体質改善に取り組みます。
- 体が痛い
- なんとなく調子が悪い
- 気分的にすぐれない…
誰しもが経験することですが、いつもいつもこんな調子じゃ人に迷惑をかけるし、社会生活にもプライベートにも支障が出ます。
これらの原因となるのが、恒常性(こうじょうせい)の低下です。
恒常性(こうじょうせい)=ホメオスタシス
本来の健康な体はどんな荒波にあっても自分で回復する生理的なチカラを持っています。おかげでダルマさんのように転んでも自ら自然に立ち直ることができます。そのチカラを恒常性(こうじょうせい)=ホメオスタシスと言います。
恒常性は体内の環境を一定に保とうと頑張ってくれています。
ところが、骨格系の歪み、血液・リンパの滞り、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、など・・・
体にどこか弱っている箇所があると恒常性は頑張りきれなくなって負けてしまいます。
何に負けるかって??
それは病原菌やがん細胞かもしれないし、
筋疲労、関節の消耗品かもしれません。あるいは精神的なストレスかもしれませんね。
そこでオステオパシーでは、「頑張れる恒常性」にすることを治療としています。
まず第1に体の弱っている箇所はどこかを見つける検査を実施します。そして体の歪み、姿勢、血流、リンパ、呼吸の改善によって体の調子を整え、「頑張れる恒常性」を取り戻します。
大切な人を守りたくて生まれたオステオパシー
オステオパシーが誕生した背景には悲しいきっかけがありました。
最初にアメリカでオステオパシー大学を作ったドクター、ATスティル先生は子ども3人を病気で亡くしてしまったのです。それ以来、彼は投薬、手術だけの医療ではなく、病気やストレスに負けない体作りを大切にしていました。
そして研究を重ね、彼の没後150年たった今でも海外では多くの研究機関、教育機関が存在します。
オステオパシーの習得には3年間勉強し医療系国家資格に合格した後、さらに5年のオステオパシー専門カリキュラムを勉強します。日本ではまだあまり知られていませんが、フランス、ドイツ、アメリカ、オーストラリアではいくつもの大学や研究機関があり科学的な臨床を行っています。
今の医学では新しい薬で症状を抑えたり、手術で病巣を切除したり、人工の関節を入れたり、そんな最先端のことが当たり前になっています。可能性は広がるばかりで素晴らしいことだと思います。
だからこそ私たちは体を大切にすることを忘れて、ちょっとずつ無理を積み重ねてしまいがち。そして病気になったり、大切な何かを失ったりして初めて気づくものです。
今ある体そのものを大切に守り、丁寧に扱って暮らしていく。
それがオステオパシーの姿勢。私たちココから整体の姿勢です。