痛みは目に見えない現象の積み重ねによって起きる
私たちは身体の向き合い方としてこのように考えています。
一般的には血が出たり、レントゲンで異常があったり、細胞が病変していたり・・・このような目に見える現象によって痛みが起きていると考えられているかもしれません。
しかし、このような結果になったのは目に見えない現象の積み重ねです。姿勢が乱れる習慣、運動不足、食生活、ストレス、人間関係、環境・・・などの影響が積み重なることで身体に影響が起こります。
大きく分類すると不調は次の3つ
①からだ(生物学的要因)
②こころ(精神心理学的要因)
③関係性(社会環境的要因)
が相互に関係し合って発生しています。

つまり肉体だけではなく、心がつらかったり、頭の整理がついていなかったりしても体に痛みを起こすという事です。もしくは、対人関係、価値観に反する仕事を強いられる、孤独、被災なども体に痛みを起こします。
これは、人間としての痛み(トータルペイン)と呼ばれています。
人間としての痛みは「からだ」、「こころ」、「関係性」が絡みあっていて、とても複雑です。だからこそ「この痛みは誰にもわからない」と感じます。
私たちの役割は人間としての痛み(トータルペイン)を少しでも除去していくことです。
思考、精神、価値観、人間関係など目に見えないところも身体にはしっかりと表現されています。身体を美しく生きいきとさせているものは目に見えない何かなのです。