ゴルフの翌日から右のお尻の辺りが痛くなり、次第に太ももの後ろまで痛くなったという20代女性。座っていても一定の不快感があり、動き出しの瞬間に痛みが走るとのこと。(特に右股関節を動かしたときに顕著です)家でストレッチをしてみたが軽減しないとのことです
オステオパシー検査をしてみると子宮の位置が中心より少し左側にかたよっています。そこで子宮と骨盤の位置関係を調整することで動き出しの痛みは無事消失しました。ではなぜ子宮が左にかたよっているとお尻と太ももが痛くなるのでしょうか。
子宮(膀胱と直腸も)は骨盤とつながっています。
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したがって子宮の回旋や前後屈によって骨盤も一緒に引っ張られます。すると梨状筋という骨盤に付着する筋肉は緊張を起こします。
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緊張した梨状筋は坐骨神経を圧迫するのでお尻と太ももの後ろが痛くなるのです。
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この連鎖により、痛みを感じる原因が別の部位にあるという事態が起こります。オステオパシーではこのような現象をチェーンと言います。